・パッチワークキルトの歴史
パッチワークキルトといわれる手法は、ヨーロッパで生まれ、アメリカで発展しました。
パッチワークキルトがアメリカで発展した背景には、当時の人々の生活環境が大きく関わっています。
1620年、清教徒の人々100余名は、宗教の自由を求めてヨーロッパから北米大陸へと移住しました。
しかし、当時の北米大陸には家や生活物資などは何も無く、生活していくことがとても困難な場所でした。
彼らはその厳しい環境の土地で生きるために、家を立て、家具を作り、衣類を縫い、
作物を育て、生きるために必要な物を自分達の力で作り出していったのです。
また、既にある物資の再利用も積極的に行ないました。
特に活用されたのは、着古した服の布です。
布は貴重だったので、小さな切れ端でも大切に保管されました。
そして、その服の切れ端の布を使ってパッチワークキルトは作られました。
小さな布を縫い合わせ、大きな一枚の布として作り直し再利用したのです。
そうやって、パッチワークキルトとして作り直された布は、
壁に掛けて隙間風を防ぐのに使ったり、寝具として使われたりして、入植者の生活に欠かせない物となりました。
当時のパッチワークキルトはデザイン性も無く、単に布を大きくするためにパッチワークの技法が使われていましたが、
その後、パッチワークを模様として縫い合わせたり、使う布の色や柄を自分の好みのものに変えたりするようになり、
様々な種類のパッチワークキルトが作られるようになりました。
パッチワークキルトは単なる生活必需品として作られるだけの物から、少しずつ芸術性を持つようになってきたのです。
そして現在では、さまざまな種類の美しいパッチワークキルトが世界中で作られています。
・パッチワークキルトの魅力
針と糸と布さえあれば誰にでも始められる気軽で楽しいパッチワークキルト。
このパッチワークキルトの1番の魅力は、なんといっても自分の個性を生かせるオリジナル性です。
パッチワークキルトには様々な種類のパターンがありますが、必ずしもその型の通りに作らなければならないというわけではありません。
パッチワークキルトは、使う布の色や柄、形などを自分で好きに選ぶことができるのです。
そのため、他の人には真似のできない、自分だけのオリジナルのパッチワークキルトを作ることが出来るのです。